30年くらい前まで癌は、ほとんど不治の病とされていました。
治療法も限られていたため、精神的にも今とは比べものにならいぐらいのショックが大きく、本人はもちろん、家族も将来が見えない暗澹たる気持ちになったものですが、
現在では、がんは不治の病ではないという認識が浸透してきたように思います。
他の疾病と同じく早期発見であれば治癒できる確率は飛躍的に高くなり、他の成人病(脳血管疾患など)に比べると入院日数を比較しても平均値で短くなっている状況です。
でも、たかが癌、されど癌です。
やはりその響きには独特の重みがありますよね。
日本人の癌に罹る確率は50%前後と言われていますが、逆に考えると50%の方は癌とは無縁である・・・ということになります。
誰でも年をとれば、何らかの病気になる確率が上がるわけですが、「やっぱりがんは心配」「半分がなるのであれば備える」となれば、がん保険加入の必要性が生じてくる分けですね。
前段では“たかが癌の時代になった”というお話をしました。
でも実際は、そう単純なお話でもないのです。
以前の研究では「癌=遺伝的疾病」という説明のされ方をしていた癌ですが、現在の見解は嘗ての定説を真っ向から否定しています。
生きとし生けるものは全て、様々な細胞から成り立っています。
この細胞は必要と法則に応じて分裂を繰り返し、再生することで、生物は生きながらえていくわけですが、これがすなわち新陳代謝(古くなった細胞は死滅する代わりに新しい細胞が増殖する)と呼ばれる仕組みですね。
いわゆる細胞のコピーですが、その際、細胞の遺伝子情報(DNA)が正確に複製されていればなんら問題ありませんが、問題なのは、いつもコピーが上手くいくとは限らない事・・・
つまりミスが生じることがあるからなのです。
コピーに何らかの不具合が生じた場合、細胞は本来の性質を失うだけでなく、コントロールが利かない状態、いわゆる暴走状態となって分裂増殖を始めます。
この本来の生体機能とは異なる分裂によって作られたシコリは「腫瘍」と呼ばれますが、この「腫瘍」には“良性のもの”と“悪性のもの”があるという事は、皆さん、よくご存知だとおもいます。
良性とされるものは「良性腫瘍」と呼ばれ、癌とは区別されます。
他の部位への転移・再発がないため、命を脅かす状況にないからですが、それに対して悪性とされるものが「悪性腫瘍」すなわち“癌”なのです。
癌の特徴は、良性腫瘍とは違って“分をわきまえない事”であり、情け容赦のない侵略者であることです。境界線を乗り越え(転移)増殖をくりかえし(再発)周囲の組織に浸透(浸潤)して、じわじわと命を脅かす存在となるのです。
さて、このコピーミスたる“癌細胞”ですが、実は誰もが持っている・・・
といったら、驚かれる方が少なくないと思います。
老若男女の区別なく、新陳代謝を繰り返している限り、このコピーミスは多かれ少なかれ発生しているのだそうです。
人間の体はおよそ60兆個もの細胞からできているそうですが、それが新陳代謝により90~120日のサイクルで生まれ変わっているといいます。
そう考えればコピー作業も大変ですから、ミスのヒトツやフタツ生じない方がオカシイ・・・
なんて気にもなりますが、細胞のミスコピーは日々当たり前のように1000~2000個以上発生しているというから驚きます。
でもご安心下さい、私たちの体にはそれらのミスコピーを処理するシュレッダー機能がそなわっているのです。それがリンパ球と呼ばれる白血球の一種なのです。
このリンパ球が正常に働いてミスコピーを全て処理してくれれば癌になる恐れはありません。
問題は、ミスコピーが大量になり過ぎてリンパ球でシュレッダーしきれなくなった場合や、シュレッダーの性能が低下してしまった場合です。
長寿になれば、加齢によりコピー能力が低下してコピーミスが頻発し、長年にわたって酷使したシュレッダー機能も落ちて癌細胞が定着してしまう・・・。
そんな癌の基本的な仕組みを知れば、ガン保険の必要性も自ずと定まりますね。
“誰でも抱えているリスク”だからこそ、いざという場合の備えがあれば、憂いなし!
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